ビジョンの達成へ「やらないことを決める」…普通ですと「やることを決める」と思われるかもしれません。
リーダーとして、チームのメンバーに「やらないことを決める」というと、一瞬戸惑われるかもしれません。
「やらないこと」を決めてしまえば、「チームで最も優先させてやることはこれだ」とハッキリさせることができます。
やらないことを決めることは「チーム・組織強化の戦略」

やらない選択は筋を通して決める
最初は事業にかかわるキーマンで議論して、その叩き台を元に他のメンバーを入れて議論に入ります。
この「やらないこと」は筋を通して決める必要があります。
「事業戦略」「メンバーの働き方」「組織の運営」の着眼点から、チームの共通の目標を達成するために「やらないこと」を選択していきます。
「やらない戦略を決める」効果
「やらないと決めたこと」(例) | 「優先してやるべきこと」 |
---|---|
Aの商品は通販では売らない | 小売店を通じて売る |
不動産事業には手を出さない | 環境事業に集中する |
無駄な資料は作らない | 考える時間を10%生み出す |
1時間以上の会議はしない | 会議の目的をひとつに具体化する |
残業をしない | 誰でもできる業務の手引書を作る |
このように先に「やらないこと」を決めることで、本来優先してやるべきことが見えてきます。
「やらないこと」を決めると、組織が何を優先して行うかが見えるようになり、リーダーは、ヒト・モノ・カネの資源を配分しやすくなり、チームの意思決定がすばやくなるという効果が出現します。
「やらないこと」を決めるために
具体的に思いつかない…
私たちチェンジ・アーティストでは、チーム力・組織力強化の第二段階である、この「やらない戦略」の決定に際し、ヒントとなる事例やエピソードをベースにして「講演・セミナー」を通してお伝えしています。